既製品ドア&製作建具

・写真1枚目

左右の建具は既製品。
正面のはうちの製作建具。

・写真2枚目
奥の建具は既製品。
手前はうちの製作建具。

リノベーションやリフォームの現場だと、こういう風に既製品と同じ材料を使って造ることもあります。

 

木目が揃ってると気持ちいいですよね〜♫

蔵戸の修理

蔵戸の修理を行いました。

 

玄関に使われている蔵戸ですが、長年の使用により吊り戸車が緩み建具が下がってしまっていました。

そのせいで地面に擦り、鍵も掛からない状態となっていました。

 

作業としては、

上部枠を外す。

レールごと建具を外す。

戸車の調整。

レール、枠を再度取り付ける。

各所に油を差して作業完了です。

 

蔵戸はスムーズに動くようになり、鍵も掛かるようになりました。

 

ぐんまちょい得カード

ぐんまのちょい得カード皆さんご存知ですか?

 

・ぐーちょきパスポート
県内在住の(または子どもが群馬県内に通学・通園している)子育て世帯にお配りしています。協賛店舗で提示すると、店舗のご厚意により割引やプレゼントなど、さまざまな「ちょい得」サービスを受けられるカードです。
http://smilelife.pref.gunma.jp/pc/passport/guchoki/


・ぐーちょきシニアパスポート
県内在住の65歳以上高齢者の希望者に、「ぐんまちょい得シニアパスポート(ぐーちょきシニアパスポート)」を配付し、協賛店において提示することで、割引などの優遇措置を受けられるようにするものです。
http://www.pref.gunma.jp/02/d2300159.html

 

・ぐんま結婚応援パスポート
「通称:コンパス」は、新婚夫婦やこれから結婚を予定している男女に無料配付されるカードです。協賛店舗で提示すると、店舗のご厚意により割引やプレゼントなど、さまざまな特典サービスを受けられます。
http://smilelife.pref.gunma.jp/pc/konpass/konpass/

 

ぐーちょきは5,300店舗
シニアは1,600店舗
コンパスは600店舗

 

コンパスは比較的新しいですが、持っていると色々お得です♪

 

ちなみに当店では工事費より5%OFFさせて頂いてます(^^)♪
是非ご活用ください!

商工たかさき

商工たかさき7月号

「人・クローズアップ」のものづくりのコーナーに掲載して頂きました。

 

写真でみるとお恥ずかしいですが、大変うれしく思っております。

猫間障子

猫間障子のガラス額無し仕様

最近こういう注文多いです。
個人的にもガラス要らなくても全然良いと思うし、オススメ♫


※猫間障子
上げ下げ障子の事。

 

※雪見障子
上部が障子で下部がガラス。上げ下げ出来る小障子は無い。

 

地方によって違うかもですが。

技能講習指導

技能講習指導です。


障子と網戸の張替えを教えてきました。

 

一朝一夕で上手に張れるようになる訳ではないですが、練習を重ねれば良い仕上がりになっていくと思います。


何事も経験することが大事です。

ものづくり体験

毎年恒例ですが、建築屋さん主催のものづくり体験です。

 

前回は組子のコースターだったので、今回はミニ衝立(ついたて)にしました。

組子欄間

組子欄間
麻の葉散らし
米ヒバ

 

取り付けはしないで都内に郵送致しました。

ものづくりスタジアムinぐんま

ものづくりスタジアムinぐんま

群馬県の各技能士会の皆さんの協力により、様々なものづくりを体験出来ます♪

秋田杉 雨戸

秋田杉の木製雨戸をお寺に納品致しました。

 

とても色合いも良く、お寺の雰囲気にとても合います。

杉は色から暖かいイメージがありますので、内部の建具にも相性がいいです。

 

今回は秋田杉で赤みが強く、木目もとても綺麗です。

県産材として、群馬県の杉もありますが、赤みよりも少々黒みが強いのが特徴になります。

 

杉の中では、秋田杉と吉野杉が高級な部類に入ります。

個人的には吉野杉が好きですね♪

組子欄間修理

組子欄間の修理を致しました。

 

柄は麻の葉(あさのは)と言います。

 

20年~30年くらい経ってるでしょうか。

木は焼けて濃茶色になっています。

ガラスも入っていない仕様だったので、風化により組子のパーツが取れてしまったようです。

 

修理した箇所にはヒノキ材を使っています。

 

木製建具のよいところは何年経っても修繕が効くところだと思います。

現在主流の既製品ドアの修理などの仕事ありますが、正直修理が難しいことが多いです。

っといっても意地で直してますけど(笑)

 

もっと木製建具が普及してくれればいいなと思う今日この頃。

第29回技能グランプリ

(2017年2月25日)

だいぶ報告が遅れてしまいましたが、

2月10日~13日にかけて第29回技能グランプリに建具職種・群馬代表として参加してきました。

 

結果は全国第2位の銀賞をいただきました。

応援にきてくれた皆様には本当に感謝しかございません。

本当にありがとうございました。

 

 

ここで、そもそも技能グランプリとは何ぞや!

っと思ってる方も多いと思いますので、少し説明を。

 

【主催】

・厚生労働省

・中央職業能力開発協会

・(一社)全国技能士会連合会

 

ーーー以下、中央職業能力開発協会HPから引用ーーー

 技能グランプリは、熟練技能者が技能の日本一を競い合う大会で、出場する選手は、当該職種について、特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士であり、例えば1級技能士ともなれば、職業訓練指導員免許を持っている場合でも1年以上、実務経験のみの場合は7年以上の実務を経験した熟練技能者です。
 技能五輪全国大会が青年技能者(原則23歳以下)を対象とした技能競技会であるのに対し、技能グランプリは年齢に関係なく、熟練技能を競う文字通り全国規模の技能競技大会であり、厚生労働省及び中央職業能力開発協会、社団法人全国技能士会連合会の共催により開催しています。 大会の優勝者には、内閣総理大臣賞、厚生労働大臣賞などが贈られます。

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参加資格は1級技能士の資格を持っている事と各県技能士会からの推薦が必要になります。

 

大会で勘違いしやすいのは、技能グランプリと技能五輪。

技能五輪は23歳以下。(2級技能士必須)

※五輪の優勝者はそのまま世界大会に行きます。

技能グランプリは年齢制限無し。(1級技能士必須)

 

開催間隔は2年に1回で、職種は30もあります。

 

 

ここからは建具職種のみについての説明を。

 

競技は2日間に分けて行います。

1日目は7時間、2日目は4時間。合計12時間。

 

今回は規定課題といって参加者全員が同じ課題を時間内に製作し、精度を競います。

最近は大会を重ねるごとに課題が難しくなっていく傾向にあって、そもそも時間内に完成させるのが大変難しくなりました。それでも毎回10人以上は参加する人がいるから建具屋の熱量は凄いなと思います。正直、生半可な気持ちで参加すると痛い目をみます。覚悟と決意がないと絶対に同じ舞台に立てないし、大事な技能向上にも繋がりません。

 

ちなみに群馬県から建具職種は2人出場しました。

私と、一つ年下の後輩です。彼はちなみに3位銅賞でした。

実は私が2位取るよりも、そっちの方が感動しました(笑)

練習過程のつらさは一緒に出た仲間にしかわかりませんし、当日のプレッシャーの中で時間内に完成して精度も出すというのは本当に大変です。

本番のミスもあった中だったので、彼の3位は私も本当に嬉しかったです。

 

「若い人へ」

全国にどれくらい若年層の建具屋がいるか分かりませんが、一生建具屋をやるつもりでいるなら早いうちに出場するべきだと思ってます。全国の建具屋仲間も増えます。

親父や親方が現役であるならばこれ以上のタイミングはないはず。

機械オンリーで建具が作れる時代ですが、仕事してれば手加工は必ず必要になります。

「手に職」とても大事だと思います。

そうですね、まずは技能検定を受けてみましょう!

 

 

参考までに、技能グランプリの様子の写真を載せておきます。

飾り壁面木工

(2017年1月12日)

少し変わったお仕事ありましたので、ご紹介です。

 

飲食店の外壁の飾り壁面の改修です。

 

↓施工前

写真の通り、特に真ん中の赤い柱と右下の腰板が雨(経年劣化)により塗装も剥げてグズグズになっています。

こちらの改修工事となります。

 

↓解体後

劣化が激しいところを取り除きます。

雨によりダメージも大きく、大半は手でほとんど剥がれてしまいました。

あとは細かくビス留めされていた箇所を外していきます。

 

↓施工後

営業しているお店ということもあり、事前に各寸法を測り、工場にてミリ単位での加工製作してからの作業となりました。

作業当日は朝から解体し、夕方には取り付けすることが可能となりました。

 

建具屋さんというと障子やドアを作っているイメージも強いですが、極端に建具だけでなく木工関連や大工さんの仕事に近いことも出来ます。それは似た道具や機械を持っているのもありますが、それに見合った技術・技能があるからです。

 

この後は綺麗に塗装されました。

しかし、写真を撮り忘れた為お見せすることができずm(__)m

 

ブログを通して建具屋さんの色々なお仕事を紹介していければと思います。

敷居スベリ

(2017年1月5日)

敷居スベリを皆さんご存知でしょうか。

 

今回は少し敷居スベリの説明をしたいと思います。

 

敷居スベリとは障子・襖が動く下の部分の溝の中にあるアレです。

 

枠の上の部分が鴨居(かもい)。

枠の下の部分が敷居(しきい)といいます。

溝はそのままの意味ですね。

また溝の幅は18mm~21mmとあります。

(一般的には21mm幅)

 

スベリの素材はプラスチック製で、溝に張り付けるには両面テープを使用します。

当然経年劣化により、敷居からスベリが剥がれてしまうことがあります。

そしてそのままにしてしまっているのをよく見かけます。

ほっておくと剥がれてしまった隙間にゴミが入りさらにスベリが張り付かなくなります。

 

一度剥がれてしまったり途中で切れてしまっているスベリは交換時期です。

そのままにしておくと建具の動きは悪くなる一方です。

気が付いた時点で張り替えるようにしましょう!

 

また建具の方に張り付けるスベリもあり、今より建具を軽くしたい方にオススメです♪

是非ご相談ください。

 

 

DIYでやりたい!という方もいるかと思います。

敷居スベリはなんとホームセンターに売っています!

 

簡単な流れ

1、交換したい箇所の建具を外す。

2、古い敷居スベリを剥がす。

3、敷居を綺麗に掃除する。

4、新品敷居スベリを張る。

(張り方には少しコツがいりますが、そんなに難しくないです)

5、建具をもとに戻す。

 

こんな感じです。

習うより慣れよ!まずはチャレンジですね♪

 

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