第29回技能グランプリ

(2017年2月25日)

だいぶ報告が遅れてしまいましたが、

2月10日~13日にかけて第29回技能グランプリに建具職種・群馬代表として参加してきました。

 

結果は全国第2位の銀賞をいただきました。

応援にきてくれた皆様には本当に感謝しかございません。

本当にありがとうございました。

 

 

ここで、そもそも技能グランプリとは何ぞや!

っと思ってる方も多いと思いますので、少し説明を。

 

【主催】

・厚生労働省

・中央職業能力開発協会

・(一社)全国技能士会連合会

 

ーーー以下、中央職業能力開発協会HPから引用ーーー

 技能グランプリは、熟練技能者が技能の日本一を競い合う大会で、出場する選手は、当該職種について、特級、1級及び単一等級の技能検定に合格した技能士であり、例えば1級技能士ともなれば、職業訓練指導員免許を持っている場合でも1年以上、実務経験のみの場合は7年以上の実務を経験した熟練技能者です。
 技能五輪全国大会が青年技能者(原則23歳以下)を対象とした技能競技会であるのに対し、技能グランプリは年齢に関係なく、熟練技能を競う文字通り全国規模の技能競技大会であり、厚生労働省及び中央職業能力開発協会、社団法人全国技能士会連合会の共催により開催しています。 大会の優勝者には、内閣総理大臣賞、厚生労働大臣賞などが贈られます。

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参加資格は1級技能士の資格を持っている事と各県技能士会からの推薦が必要になります。

 

大会で勘違いしやすいのは、技能グランプリと技能五輪。

技能五輪は23歳以下。(2級技能士必須)

※五輪の優勝者はそのまま世界大会に行きます。

技能グランプリは年齢制限無し。(1級技能士必須)

 

開催間隔は2年に1回で、職種は30もあります。

 

 

ここからは建具職種のみについての説明を。

 

競技は2日間に分けて行います。

1日目は7時間、2日目は4時間。合計12時間。

 

今回は規定課題といって参加者全員が同じ課題を時間内に製作し、精度を競います。

最近は大会を重ねるごとに課題が難しくなっていく傾向にあって、そもそも時間内に完成させるのが大変難しくなりました。それでも毎回10人以上は参加する人がいるから建具屋の熱量は凄いなと思います。正直、生半可な気持ちで参加すると痛い目をみます。覚悟と決意がないと絶対に同じ舞台に立てないし、大事な技能向上にも繋がりません。

 

ちなみに群馬県から建具職種は2人出場しました。

私と、一つ年下の後輩です。彼はちなみに3位銅賞でした。

実は私が2位取るよりも、そっちの方が感動しました(笑)

練習過程のつらさは一緒に出た仲間にしかわかりませんし、当日のプレッシャーの中で時間内に完成して精度も出すというのは本当に大変です。

本番のミスもあった中だったので、彼の3位は私も本当に嬉しかったです。

 

「若い人へ」

全国にどれくらい若年層の建具屋がいるか分かりませんが、一生建具屋をやるつもりでいるなら早いうちに出場するべきだと思ってます。全国の建具屋仲間も増えます。

親父や親方が現役であるならばこれ以上のタイミングはないはず。

機械オンリーで建具が作れる時代ですが、仕事してれば手加工は必ず必要になります。

「手に職」とても大事だと思います。

そうですね、まずは技能検定を受けてみましょう!

 

 

参考までに、技能グランプリの様子の写真を載せておきます。